Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

泣くことの効用 - 泣澤女神

最近、泣いていますか?

感情を吐露すること、表に出すことはまるで悪いことのように捉える向きもありますが、感情はどこまでも自然なもの。
押し込めたり、無かったことにしたり、我慢をすると、後から違った形やねじれて噴出したり、心身に不調をもたらします。

仏教では、浮かび上がる感情をそのままに見つめることを推奨しています。
つまり、感情を抑える必要はないんです。
もちろん、怒りを周りにまき散らして八つ当たりするのは、あんまり良くはありません。
なので、できれば一人で怒ったり悲しんだり、嘆いたり不安などの感情をしっかり出し切って感じてみる。
時には言葉に出して。時には紙にぐちゃぐちゃと思いつくままに書きだして。
罵詈雑言を言ったって、かまわない。
もしも、信頼出来て甘える人がいるならば、重くなりすぎないよう、その人がしんどくならない程度に愚痴ったりちょっと悪口を言ったり、そして泣いたりしてもいい。

アーユルヴェーダでも感情は抑えてはいけない、とされているようです。
中でも、定期的に泣くことが薦められています。

日本には「涙」にも神様がいます。
それがタイトルに書いた泣澤女神(なきさわめのかみ)です。

押し込めてしまった感情を、過去のさまざまな出来事を、涙と共に解放してあげなさい。
と、この神様は言います。

それはもちろん、ネガティブな感情もそうです。
ポジティブなものさえ、案外と感じきれてないことが多い。
やさしさ、美しさ、親切、おもいっきり笑わせてもらったこと。
それらへの感謝。

涙にも「質」があるそうで。
悲しくて泣き通したら目が腫れますね。
けど、うれしかったり楽しかったり、そして感動からの涙は目を腫らさない。
不思議と、思い返してみてもそうでした。

わたし自身はとっても泣き虫で、怒っても悲しくても、そして楽しくても美しくても感動しても、常に感情が高ぶると涙が出てくるのですが。
なかなか泣けない人もいるでしょう。
特に、男子は涙を見せず、なんて、ちゃっちい規範(あら、失礼あそばせ)に囚われた男性は難しいかもしれません。
別に、人前で見せなくったっていいです。

家で一人。
薄暗い映画館で、誰にも見えないところで。

自分の琴線に触れる映画を観たり、あるいは過去を思い出したりして。

たまにはほろほろと泣いてみると、本当に心身がほどけて楽な気持になるものです。

汗や排せつと同じで、解毒と浄化の意味もあります。
涙は感情と直結しているので、より一層「心」に効きやすいように感じます。そして脳に近いから、いらないものがたまった頭もまた、すっきりするように思います。

涙と共に、きっといろんなものも流れていくのですね。

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読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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