Eri Koo Blog

元気があればなんでもできる学習帳

感情コントロール1-悲しいときは泣き叫ぶ

こないだ玄関から出ようとしたら、動きがピタリと止まりました。
あまりの灼熱にカラダが家から出たがらなかったのです。
もちろんその先に楽しい約束やどうしてもな用事があるなら、がんばって出たんだと思うんですけど。
そうではなかったので、結局そのまますごすごと家に入りました。
そんなこんなで行動制限される、暑すぎる夏が過ぎていきます。

こんにちは。
Eri Koo(エリ・クゥ)です。

前回の続き、セットのようなお話となります。

erikoo.hatenadiary.jp

今回は「感情のコントロール」について。

結論から言うと「感情はコントロールするものではない」という話をしていきます。

アンガーマネジメントとか耳にしたことがあるかもしれません。怒りを管理するという意味ですね。
うれしいときや楽しいときはともかく、怒ったり悲しんだりしたときは、その感情に振り回されて苦しくて、どうにかできないのかと思ってしまいます。
コントロールできたらいいのに、と。
そう考えるのはごく自然なことです。

でもね。
じゃあなんで、そんなものが自分の内側から湧き上がってくるのか?自分で自分を苦しませるのか?ってことなんですけど。
感情というものは喜怒哀楽、すべて良いも悪いもなく、エネルギー表現なんですよね。
先に言ったように喜と楽はともかく怒と哀はなんとかしたいって思っちゃいますよね。しんどいから。
でも、エネルギーという点では同じなんです。
風力発電、地熱、太陽光パネル。どんなもので作ったものでもエネルギーはエネルギーで、同じくトースターでパンを焼いてくれるように。
エネルギーであり、表現である。
表現というのはなにも、お芸術に限ったことではありません。
おもしろい話をして笑う、美味しいものを食べて喜ぶ。これも全部、表現です。
自分の内にわきあがった何かしらの感情というエネルギーを、声を出して笑ったり、身振り手振りで誰かに伝えたりすること。全部が表現です。
そして、何に反応して、どんな感情が心の中から発生するかは人それぞれです。
それが唯一無二の個性。
何をされてもあんまり怒りがわかない人、逆にキレやすい人、ちょっとのことですごくうれしい!となる人、ほめられて恐縮してしまう人。いろんな人がいます。
だから、感情とは生きてる意味だ、とまではいいませんが醍醐味なんですね。
わたしたちは多種多様な感情を味わい、それを表現するために生まれてきたわけです。

だからね、そのときそのときに自分の内側から生まれる感情を、コントロールなんかしちゃいけないんです。
管理しちゃだめなんです。
そして、コントロールも管理も最終的にはできないんです。
生まれ出た感情は、必ず、表現されない限りはそこにとどまり、消えないのです。
コントロールしようと一時的に閉じ込めたとしても、いつの日かその蓋は必ず開きます。抑え込もうとした感情は、いつだって日の目を見るがために、いつかいつかと飛び出すときを待ち構えているのです。

例えば。
失恋で傷ついたとします。
哀しい、悲しい、つらい、しんどい、死んでしまいたい。
あの人に必要とされない自分など、この世の中にいても仕方がない。
いろんな感情が大波になって自分を襲います。恋人にされた嫌なこと、そして良いこと。思い出も繰り返し押し寄せて、相当につらい状態になります。
それをね。
そのしんどさをね。
逃げたり、気をそらしたりして、向かい合うことなく、無いことにしてしまう。
そうすると、失恋によって生じた感情は、表現され発散されることなく、自分の内にとどまります。
そして、その閉じ込めた感情はいつだって表に出たいので、もしかしたら次の恋人で同じシチュエーションを引き寄せ、創り出し、その感情を表現しようとするかもしれません。
恋人という形でなく、職場の人間関係、あるいは家族、友だちとも似たような経験をしてしまうかもしれないのです。
感情が、それを表現して発散したいというエネルギーは、人間の根源のようなところから生じていて。現実の世界を創り出しているとも言えるのです。

だから、感情は、表現し発散して、昇華してこそ、滞りなくきれいに巡っていくエネルギーなのです。

では、例で上げたようなそのとても辛い失恋のときなど、感情の嵐に対して、どうしていれば良かったのでしょう?
それは、ちゃんと傷つくことです。
ちゃんと悲しむこと。
ちゃんと怒ること。
心の中で、じゃなくって、ちゃんと目に見える形で表現することなんです。

・泣く
・わめく
・枕を殴る
・割っても良いお皿を叩き割る
(飛び散るのが嫌な場合、シンクや、ベランダなどコンクリの上で金づちでコンと打って割れるだけでもスッキリします)
・聞いてくれる友だちに心の内を話す
・走る、泳ぐ、踊る
・カラオケなどで絶叫する、歌う
・紙に罵詈雑言を書きなぐって捨てる、燃やす
(フライパンの上にアルミホイルをひいて燃やし、灰になったら丸めて捨てると楽ちんだし、同居人がいる場合も隠匿できます)
・ひとりごとで罵詈雑言する
(なんだって何時間だって聞いてくれる友だちを想定して、ぺらぺら話します)

悪い言葉を書くことや口から出すことがためらわれる人は最後に「ありがとうございます」と締めるといいです。が、そういう自分の悪魔部分も認めて許してあげる方が、生きて行くのに軽やかになるかなと思います。

(この記事に書いたりしてます)

erikoo.hatenadiary.jp

要するに、カラダやモノを使って発散するんです。
これをある程度やると、だいぶ落ち着いてきます。
もちろん、その感情が大きければ大きいほど時間はかかります。「時間薬」ほどの良薬はありませんが、この発散も同時に行っていけば、よりスムーズに感情エネルギーは昇華されていきます。

そうやってある程度落ち着いたら。
次の段階に入ります。

<次回に続きます>

ではまた!

雨の日も風の日も、晴れの日も

読んでいただきありがとうございます☆祝福アレ♪

 

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